明らかになったのは、前半の飛ばし過ぎと後半のスタミナ切れ。特に後者は大きな課題でした。そこで、6月以降、1回あたりの走行距離をとにかく延ばす努力をしました。その際、できる限り気温の高い日中を選んで走るようにしました。また、ゆっくりと走るのが苦手だったので(今もかなり苦手ですが)、実践できないまでも「意識して」遅く走ることを心掛けました。
また、グラフの60-70km区間の落ち込みから明らかなとおり、上りでのペースが遅すぎました(坂道走行自体は嫌いではないのですが)。これといった特効薬が思い浮かばなかったので、夏場はトレイルやクロスカントリー走もできる限り多く取り入れてみました。幸い、私の住む地域にはよい山道がたくさんあり、練習場所にはこと欠きませんでした。
かくして、2014年のレースを迎えました。
夏場の天候不順もあり、練習量が十分という確信はありませんでしたが、「後は貯まったチップを換金するだけ」と覚悟を決めました。
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今回もGPS時計(Garmin 910XT)を腕に付けて走ったので、非公式な走行記録ならば自分で取得することができます。早速、データを抜き出し、昨年の記録と比べてみました。
スタートから50kmまでは昨年とほぼ同じペースで走っていたことがわかります。50km以降は、昨年よりもずいぶんとよいペースで走れており、しかも後半にはビルドアップができていました。狙いどおりの粘り強い走りができたことがデータからも示されており、まずまず満足な結果です。
GPSデータを活用すれば、走った各地点の標高情報も取り出せます。そこで、コースとペースとの比較も試みてみました。レストステーションでの休息や着替え、また、上り坂を除けば、概ねコンスタントなペースで走れていることがわかりました。ただ、こうやってグラフ化すると、新たな課題もいくつか見えてきます。 もし、次回があるのならば、今回の結果を踏まえてより良い記録を目指したいところです(もう少し涼しい季節に開催される、起伏のないコースのウルトラマラソンが理想ですが・・・)。
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<以下、私的なメモ>
・ウェア:
速乾性シャツはパタゴニアのキャプリーン1(シルクウェイト)。気分転換のために前後半で着替え(微妙な色違い)。ショートパンツと靴下(5本指ソックス)は交換なし。もしかすると、全コース着替えなしでも良いかも。
・アンダーウェア:
前半はファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュのノースリーブ、後半はアシックスの肩バランス(インナーマッスル)のノースリーブ。肩バランスは昨冬のフルマラソンでも好印象だったので、ウルトラでも着用。上半身(腕の振り)の持久力向上につながっている確かな感覚あり。
・シューズ:
500km弱ほど走ったサロマレーサー。油断して靴紐が緩すぎ、靴の中で足が動いてしまう羽目に。結果、指の各所にマメが発生。基本的には指のマメ(指裏以外)は我慢が可能。前足部の裏はカーフガードとの擦れ防止のためにテーピングしていたので、特に問題なし(足裏のズル剥けは致命的なので、今後も要用心)。
・日除け付きキャップ:
モンベルのステンレスメッシュキャップ。真夏の練習時から愛用。高気温時には最適で、水被りの後でも蒸れは全く感じず。後半は、後頭部との間に氷を入れたりも。冷却効果抜群。
・カーフガード:
CW-X。履いていたほうが安心(ロングタイツはここ数年、疲労回復目的にしか使用せず)。
・アームガード:
ザムスト製。早朝や山の上で寒さを感じた時、また日差しが強烈な時にも着用するつもりが、結局はスタート直後にすぐに外してポケットに。軽いので、苦にならないのはよし。
・ワセリン:
内股にはしっかりと塗っていたので擦れなし。足指まわりはもっと念入りに塗っておくべきだった。
・電解質サプリ:
いつもどおり10-20kmごとに1-2錠ずつ。脚は全く攣らず。今回は、ほぼすべてのエイドで梅干しを食べたので、もしかするとミネラル系は足りていたかも(途中のトイレは2回。相当量の水分を補給していたので、収支を考えると発汗量はかなりのはず)。
・アミノ酸:
販促で貰ったバイタルプロ。力価が大きいものほど不味いことが判明。補給がしっかりできるのあれば不要かも。
・エイド用持ち込みパワーバー、ゼリー等:
2箇所の持ち込みエイドそれぞれに、タラミのどっさりゼリー×1、一本満足×2、オールレーズン×1袋、スポドリ500mL×1を用意。ただ、いずれも全く口にせず(各エイドで十分に補給)。次回からは不要。
・シンプルハイドレーションボトル:
今回は、氷(+水)を入れて走るのに重宝。途中途中で、体や脚に掛けたり、頭からかぶったり。
・スパイベルト:
容量的にはこれで十分。今後は、ワセリン、日焼け止め、サロメチールの持ち運び方を工夫すべき。小さな容器に入れて持っておくのがベター。
・その他:
長距離ランニングでは、得意な部分で苦手な部分をカバーするのは難しい。全体のコンディショニング、全体の底上げが必要。
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