2016/06/26

STTSグリップ レビューほか

ユーザーとしての使い心地についてしばしばお問合せをいただくSTTSグリップ。総合的に、とても素晴らしいオリジナル製品だと感じています。単なる感想でしかありませんが、ちょっとまとめてみました。科学的なデータを取った訳ではないので感覚的なコメントにとどまりますが、購入をご検討されている方の参考になれば幸いです。

(1) レビュー
 デザイン的な美しさは改めて述べるまでもありません。素晴らしく格好イイです。そして、何よりも驚くほど軽いです。キャスト時やパーミング時のフィット性は、本当によく考えて造形されていると思います。画像等では質感がわかり難いですが、素材的にまったく滑りません。また、使ってみてかりましたが、少し水に濡れるとグリップ力が増してますます滑りにくくなります。ラバーのように素材がベタベタしないのも好みです。
 一方、私自身はやや手が大きいので、握りの部分の径はもう少し太くてもよいかもと感じるがあります。ただ、現状で問題があるような太さではないので、平均的な手の大きさの方ならちょうどよいのかも知れません。また、ネジの部分は、完全に緩めてしまうと脱落します。この点はよくよく注意しておかないと、水中に落としてしまうと釣りにならなくなります。ゆめゆめ油断なきように(スペアの販売はあるようですが)。

(2) リールのセッティング
 グリップがあまりにも軽いので、リールもある程度軽いほうが適しているよう思います。もちろんABUの5000番台クラスにも合いますし、デザイン的にはとてもハマります。
 ただ、リールが丸型でそこそこ重いものだと、ロングキャストで力一杯に振り切った後に少しだけ「ブルン」と微妙に左右に振れる感覚が残ります。リールを軽いもの(ファイブやマグなど)にすると、この不安定感は完全に消えます。キャスティング精度に問題がでるようなものではありませんが、タックル全体が軽くなるだけに手元の重心の高さが気になるのかも知れません。
 2500Cサイズやエッグシェイプのリールをセットすると、重心が下がってフィット感が向上することが期待されます。まだ試してみませんが、もしかすると4000番台クラスとの相性が良いのかも知れません。 

 

(3) ブランクセッティング
 本来、このグリップは固定式ですエポキシ樹脂等を使って、直接またはフェルールを介して接着するように設計されています。ですので、以下の方法は設計上の強度保証がある訳ではありません個人的なカスタムビルディングとしての楽しみの範疇となります。
  私自身は、これまで何十本もロッドビルディングの経験がありますし、毎年、ストーブシーズンには古いロッドのレストアにも取り組んでいます普段から、いろいろなブランクをいろいろなグリップで試してみるのが好きなので、このグリップにもいろいろなブランクをあれこれ交代で取り付けています。
 その方法ですが、水道管用のシールテープで径を合わせて差し込むだけです。ワインディングチェックは、ゴム製のものやホームセンターで売っているグロメット取り付けています。 
 かなり固めに嵌め込むのですが、取れなくなる心配はしていません。昔からよく知られている「両脚を使っ脱着する方法」を使えば、かなり固に差し込んでもたいてい外すことができます。フライロッドでよく試されてきた方法で、ティムコさんのHPでも紹介されています。余談ですが、やってみると人間の脚の力は腕よりも相当強いことが実感できます。 
 なお、別のユーザーの方(ロードランナーさん)は、フジのGAコネットを加工して脱着式にしておられます。この方法もとても参考になります。
 
 肝心の「どんなブランクが適しているか」については、私も試行錯誤中です。長めのロッドはひと通り試してみたので、今後は少し短めのものも試してみたいと思います。 


(4) その他
 古いリールのフットは個体個体で結構な差がありますので、リールとグリップ側のシートとのフイッティングが合わず、場合によってはグラグラしたり、使用中に外れたりすることがあります。これはリール側の問題なので、STTSグリップ以外のものでも同じようなことが起きます。私自身は、手持ちのほとんどのグリップのリールシートに1-3mm厚のラバーシートを両面テープで貼り付けています(たいていは1mm厚で大丈夫です)。フィリプソンやフジのグリップと同様に、このSTTSグリップにも同じようなシートを貼り付けています。ハイアーチフット樹脂製フットのリールを使う場合は、特におすすめ対策方法です。 


て、私がこれまで一番長く使ってきたのはフィリプソンのアルミグリップやフェザーウェイトのチャンピオングリップで、いまでもこれらのグリップが一番の好みです。長年使い過ぎて、アクション時に支えの中心となる左の中指に「グリップだこ」ができているくらいです。これからもずっと愛用続けると思います。

ただ、これらの重いグリップだけで終日釣りをするのはやはり手首や腕への負担が大きく、加齢もあってより軽いタックルへの依存度や関心が毎年高まっているのも事実です今回、STTSグリップを入手して、釣りの楽しみ選択肢が格段に広がったことは間違いありません。この意味だけでも、購入して良かったと思っています。

2016/06/25

大雨のあと

夜中に警報が出るくらいの大雨が降りましたが、朝方には止んでしまいました。今日は大爆発を期待していたのですが、残念ながらそう甘くはありませんでした。

都合、小さな小さなバスを4尾。池によっては、しばらく濁りも残りそうです。



また、今日は釣りと併せてSTTSグリップのお披露目と試装着の機会があったのですが、卵型リールとの相性の良さ、格好の良さに驚きました。マグIIどころの相性ではありません。フルーガーやシェークスピアには手を出さないぞと固く心に誓ってきましたが、ググッと魅かれるものがありました。Hさん、ありがとうございました。

 
使った釣道具: (1) ABU 5500C (BLK), Phillipson 3M B7L1 custom, Stren Clear Blue 14lb, (2) ABU Ultra Mag II, Mr Don 'Dog Fighter' MW59N w/ STTS grip, Daiwa Sight Surf #5, Musky Jitterbug, Original Zara Spook, Lucky 13, Chugger Spook, Wounded Spook, Sweet 16, etc.
BF=16/24/42

2016/06/18

一番のスポット

雨か曇り空を期待しましたが、快晴の土曜の朝。
家を出た後でウェーダー干したままなのに気付き、急いで引き返しました。夜明け前からの釣りを目論んでいたのですが、池に到着したころにはすっかり明るくなってしまいました。

さて、釣りを始めたものの、水生植物(ヒツジグサ?)がかなりの範囲で繁茂しており、とても釣りづらい状況でした。反応がないまま、この池一番のスポットに到着。倒木、沈んだ枝、浮草が複雑に絡み合っており、どこにどう投げたものか、思案のしどころです。



どう考えても、投げ込むのは倒木と岸との間の小さな水面。フロッグに交換することも考えたのですが、それよりもライブリーなアクションで焦らして誘うほうがよいのではと判断し、ラッキー13での接近戦一発勝負に。右側から回り込むように投げ込み、長めのポーズ。小さく2、3回震わせたところで、水草の下から横っ飛びで魚が襲い掛かりました。一瞬、ライギョかと思ったのですが、寄せてみると太ったバス。3-1/2lbクラスの良型でした。

結局、これが本日唯一の魚からの反応。もうひとつ池を巡ってみましたが、そちらでもノーリアクション。日差しも強くなってきたので、早々に納竿としました。



使った釣道具: ABU Ultra Mag II, Fenwick GFC-555 w/ STTS grip, Stren Clear Blue 12lb, Original Zara Spook, Lucky 13, Chugger Spook, Harrison Frog, Snagproof SK frog, etc.
BF=15/23/38

2016/06/16

夏至間近

夏至も間近となり、夜明けが早くなりました。早朝、ジョギングがわり一時間釣行。

釣れそうな場所ではまったく反応がなく、そろそろ時間切れかと集中力が欠け始めた頃、ヘッドプラグをミスキャストで木の枝に掛けてしまいました。仕方なく、糸を伸ばして提灯釣り。思いがけず、魚が飛び掛かってくれ、急いで足ヒレを動かして捕まえに行きました。ミスキャストに出た気恥ずかしくもあり、嬉しくもある一尾です   


使った釣道具: ABU 5500C (BLK), Phillipson 3M B7L1 custom, Stren Clear Blue 14lb, Heddon Original Zara Sppok, Lucky 13, Chugger Spook, Hedd Plug, etc.
BF=14/22/37

2016/06/12

大物はいずこに

ここのところ、いいサイズのバスに全然出会えません。まあ、真昼間の釣りばかりなので、仕方がないのですが。ボウズよりもましということで。




2016/06/10

カヤック初釣り

初のカヤックフィッシング。カナディアンカヌーを持っているのにシットオンカヤックを購入した理由のひとつ 、この季節のキス釣りを堪能したかったことにあります少し沖に出て釣ると、浜からの投げ釣りよりもサイズのよいものが揃います。大きな太ったキスは思いのほか引きますので、釣って良し、食べて良し好敵手です

天気予報どおり海は穏やかで、ポイント探索も含めて計箇所で漕いでみました。カヤックは、人力とはいえ思ったよりもスピードが出て、キス釣りの範囲ならばすぐにポイントに到着します。流しながら良型のキスをポツポツと拾い釣りし、餌がなくなったところで竿。いろいろと改善点は見付かりましたが、初釣りまずまずの成功でした。


2016/06/05

日曜午後のひと時、ふたたび

この辺りも梅雨入りとなったようです。
 
昨日の土曜日は残念ながら仕事でりには行けず。
今朝自治会の清掃活動の予定があったため、今週は釣りはあきらめていました。

さて、夜中から降り始めた雨は予報よりもかなり強くなり、朝方にも降り続きました。清掃活動は延期となり、それなら釣りに行けばよかったと悔やみつつ、午前中は諸々の用事を片付けました。

午後からは晴れ間も出始めました。2時間ほどなら何とかなりそうだったので、近くの池をのぞいてみることに。樹木の影を狙い、かなりスローにヘッドプラグを動かしているとひったくるようなヒット。ヘッドプラグは、ラッキー13よりも浮上速度が小さいので、昼間の釣りには向いている気がします。


しばらくすると、気温が上がったのかトンボがたくさん低空飛行を始めました。そこで、虫仕様にチューニングしたのバサシン(バスアサシン)に結び変え、シェードを狙っていくとポツポツと反応ありました。ただ、魚が小さく、フッキングしません。今度は、ゼンマイ仕掛けのパワーシャッドで水面を震わせる、何度かルアーが吹き飛ばされるようなヒットがあり、そのうち1尾だけ針掛かりしてくれました。

日曜日の晴天の午後、それも雨上がりのコンディションで、魚が相手してくれるとは思っていなかったので、2尾で気分よく納竿。サイズは・・・、次回に期待したいと思います。  





使った釣道具: ABU 5000 CDL (86, high-speed), Mr Don 'Dog Fighter' MW59N w/ STTS grip, Daiwa Sight Surf #5, Heddon Hedd Plug, Burke Bassassin, Powershad, etc.
BF=11/19/30