昨日は5500CAを2台使いました。釣りの最中、片方の異音が気になって仕方がありませんでした。帰ってから分解してオーバーホール。目を付けていたとおり原因はやはりボールベアリングで、交換すると静かな回転音に戻りました。
よい機会だったので他のパーツも念のためチェック。5500CAはパーミングカップタイプの最初期型のひとつなので、後期のものとはちょっと違ったパーツが使われていたりします。
左側のスプール軸受けのシム。今まで気が付きませんでしたが、5500CAのシムはO型のもの(パーツナンバー11957)が使われており、スプールの軸は左サイドカップの受け部にダイレクトに接触しています。CAシリーズ特有のキャストサウンドは、原因はこの部分かもしれません。新品だと問題はないのかもしれませんが、酷使すると摩耗した際の交換ができないという代物です。案の定、私の5500CAもカップ側が少し掘れていました。
ABU社もこの辺は改善の余地ありと考えたのか、後のパーミングカップリールではO型ではなくシート型に変更されています。5500CAでは、デフォルトでこのシムは3枚入っています。これ以上の摩耗を避けるため、一番外側のものをシート型に換えてみました(古いリールのシムを適当に切って入れ込みました)。これでまた酷使できそうです。
今晩は5600CA繋がりでここへたどり着きました。
返信削除確かに初期型のパーミングカップの78年から81年くらいまでのモデル〇〇CA(コストダウンしていない)モデルは、パーミングカップサイドのベアリングシムがドーナツ形で、Kazzさんと同様ギョッとしてカップ軸の削れはどうするのって思ったことがありました。私も最初は画像の様にスプールシャフトで削れて穴が開いたのかと思い同じようにフラットシムを一枚底面に敷いたことがあります。しかしながらスプールシャフトの先端はシャフト端こそフィレットが付いていますが底面はフラット気味で、どうもシャフトで削れた穴の形状ではないような気がしました。まさかABUともあろうものがこのような設計はしないとも思います。又83年以降の同型スプール(ガルシア吸収後のコストダウンした)と比較すると、83年以降のモデルはパーミングカップ側のシャフトがストレート、それに対し初期型はシャフト先端から4㎜程度のところに凸の段差があります。もしやと思いベアリングを外してシャフトに挿してみるとシャフト底面とベアリングの奥行きがほぼ面一で、これですとドーナツ状のシムが仮に1枚でもパーミングカップ本体の底面には理屈上触れないのではと考えています。さらには分解図ではシムが3枚となっているのでますますカップ底面にシャフト軸が触れることはないのではないかと考えています。勿論スプールのセンター出しで1枚程度の間引きはあるかとは思いますがそれでもです。そんなこんなで現在は分解図通りのドーナツシム3枚で使用しています。この構造は初期型の4600CBなども同様で、同じくパーミングカップ側のシャフトベアリングが収まる底面のセンターには画像と同じような穴がありますが、黒色のままでもし削れているのであれば真鍮かほかの金属の地肌が見えてもおかしくないのではと思います。しかしながらキャスコンでどういう圧力でメカニカルブレーキがかかるのかが疑問です。ベアリングの回転軸に圧力がかかっても回転するだけのような気もしますし。ただ別によく飛んでバックラッシュもしないので困りはしませんがね。長文失礼しました。Kazzさんは如何でしょうか。
ベアリング側面との接触圧の強弱でブレーキを調整する設計なのかもしれませんね。いずれにしろ、使用しているとラインのテンションやリムの歪みでいろいろなところに金属摩擦が出るので、私は保険のためにシート型1枚+ドーナツ型2枚のまま使っています。
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